アトピーは体質なので完治はしないがマシにはできる

結論から書くと、現在(40代)は完治はしていないが、ほぼアトピーの症状がない状態である。

物心付いたときからアトピーだった。

主に顔を除く全身。

顔にできなかったのは唯一の救いだったかもしれない(頭部にはできてたが)

とにかくいつか痒くて仕方のない状態。

日中は理性で抑えていても、寝ている間は掻き放題で、布団は常に血がついている状態だった。

酷いときは掻けないように手に包帯を巻いて寝ていたりもしたが、それでもこすって掻いてしまっていたらしい。

学校のプールは入れないときもあるし、修学旅行などの宿泊は気が重かった。

皮膚科に通っては飲み薬と塗り薬を処方してもらっていた。

毎回、変化のない体を診てもらい、薬を処方してもらうという、不毛な通院生活である。

一時的には良くなることもあったが、すぐに痒みがでてきて元通りになる。

漢方が効くと聞けばそれを試し、ヨーグルトが良いという情報が流ればそれを試し、評判のよい皮膚科が出来ればちょっと遠くても通ってみたり。

自分も大変だったが、親も大変だっただろうと思う。

・・・・

そうこうしているうちに成人になった。

成人になったからと言って、勝手に治るわけでもなく、相変わらず皮膚科に通う日常が続いていた。

ただ、大人になり体の抵抗力が付いた分、いくらかマシになっていた気はする(思い込みかも知れないが)

20代半ばくらいにマルチ商法の勧誘を受けた。

当時流行っていたmixiかなにかで知り合った相手だったと思う。

マルチに興味はなかったが、話に出てきた自然食品に興味をもってしまいノコノコついてった。

そこでマクロビオティックというものを知ることになる。マクロビオティックについてはググってもらえばたくさん出てくる。

簡単に言うと動物系のモノの摂取を控えようというもの。ベジタリアンとはちょっと違うようだ。

面白そうだったけどガチで取り組むのは面倒なので、自分なりにゆるゆるのルールを作ってマクロビオティックっぽいことをやってみた。

・牛乳を飲まない(極力)
・卵を食べない(外食や弁当に入っているものは除く)
・牛肉を食べない(外食や弁当に入っているものは除く)
・ヨーグルトを食べない(外食を除く)

などなど。。。

そんな生活を1年位続けていると、気がついたらアトピーが減っていた。

制限した食料の中に、自分の身体に合わなかったものが含まれているのだろう。

おそらく牛乳・卵あたり。

牛乳などは幼少期から何の疑いもなく健康に良いと思って飲み続けていた。

それが原因(たぶん)であるとは考えたこともなかったのだ。

何にしても食料を制限したら、アトピーは改善された。

これは紛れもない事実である。

だからと言って、体質が変わったわけではない。

試しに食事を戻してみたり、暴飲暴食をしてみたりすると、割りとすぐにアトピーが出てきた。

今も完璧というわけではなく、足首や腰のあたりにいくつか痒みはある。

おそらくもっと徹底的に食事を制限していけば、これらも消えるかもしれない。

が、それをやり続けなければいけない。

自分がどこまで許容できるか、バランスの問題である。

ストレスの溜まらない程度に制限をして、生活に支障がないレベルでアトピーが発生しなければ、それで良いと思っている。

そういうわけで、現在の自分のアトピーはだいぶ落ち着いている。

完治はしていないが病院に行く必要もなく、部分的に市販の薬(フルコートf)を塗っているくらいである。

この状態で10年以上キープしているので、自分にはこの食生活が合っているのだろう。

念のため書いておくが、あくまで自分の事例であり、アトピーに苦しんでいる人皆に当てはまる訳では無い。

ただ病院にいってステロイドを塗っているだけでは、ほんの一時的に良くなっても改善は望めないだろう。

人それぞれ原因となっているものが何かしらあるはずなので、それを見つけて対処していくしかない。

自分の場合はそれが、食べ物の一部だったというだけ。

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